My One And Only Love Part6 ジャズギターアナライズ

今回もジャズギターマガジンvol.3に掲載の小沼ようすけさんアレンジの

マイワンアンドオンリーラブをアナライズしていきます!

A6セクションからです。

1小節目はこれまでとうってかわってベースが上昇するラインで演奏されています。

2拍目F6はC69のような構成音、3拍目F#dimはAm(6,11)、GはAm7(9,11)と構成音で置き換えできるのでコードに沿っている。4拍目G#7>C#7はCM7につなげる裏コードのドミナントモーション。

2小節目CM7はDm7(9)onCといったサウンド、2拍目F#m7(13)はほぼDm7のルートF#という構成、3、4拍目のE7はG7コードを省略し、E7のみで演奏されている。

3小節3拍目D(onF#)はF6のルートF#といった構成,、4拍目はこれまで通りFmサウンド。

4小節頭のC(onE)はEm7の代理コード、2拍目のFM7はEm7のルートFというサウンド。

5、6小節は3度インターバルの和音をおり混ぜ、

6小節2拍目のF#m7(♭5)はCM7の代理コードと解釈。

ラストはエンディングらしくE♭M7>D♭M7>CM7と繋いでフィニッシュしている。

以上、マイワンアンドオンリーラブのアナライズでした。

初回にも書いていますが、

初心者アナライズですので参考程度に多めに見ていただけると助かります。

 

初回投稿時に小沼さんのYoutube演奏を貼らせていただいています。

My One And Only Love Part1

 

次回はアナライズではなく別のテーマで考えています。

引き続きよろしくお願いします!

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My One And Only Love Part5 ジャズギターアナライズ

今回もジャズギターマガジンvol.3に掲載の小沼ようすけさんアレンジ

マイワンアンドオンリーラブをアナライズしていきます!

今回はB2セクションからです、テーマに戻ります。

1小節目Em7から半音下がりのアプローチでC7まで繋げています。

元はEm7のみですが、サウンドとしてはII-Vの連続のようなリハモがされています。

A7の裏コードでE♭7からDm7へ、C#m7はG7の裏コード的な解釈でC7へ。

2小節目はCを省いてF#m7>B7と考え、細分化しF#m7>CM7>B7>B7(♭9)としています。

3、4小節目は1、2小節目と同じ。

5、6小節目はコード進行に沿ったアルペジオ奏法で、開放弦を有効に使われている。

7小節目はコード進行通りシンプルなサウンド。

8小節目頭はE♭ M7を鳴らし、2拍目でDm的サウンドを鳴らしている、ここではB♭ (onD)

続くCm7からF(onG)はG7sus4のようなサウンドになるのでドミナントコードとして解釈。

次回がラストになりそうです。A6セクションからアナライズしていきます!

初回投稿に小沼さん演奏のYoutubeを貼らせていただいています!

My One And Only Love Part1

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My One And Only Love Part4 ジャズギターアナライズ

今回もジャズギターマガジンvol.3 小沼ようすけさんアレンジの

マイワンアンドオンリーラブをアナライズしていきます!

A5セクションからです。

1、2小節目のベースラインが下降の流れを作っており、

ソロ冒頭からではありますが、2、4拍目に16分のモチーフを採用しています。

コード名だけ見ると複雑に見えますが、ベースラインにコードトーンを採用しているため、そのようなコードネームになっています。

2小節目最後のG#dim、3小節目最後のFm6がダイアトニックコードではないが、

間のメロディラインはインサイド。

4小節目も同じモチーフで4拍目まで演奏し、繋ぎでC#dim(5弦Eルート)からDm7へ繋いでいる。

5、6小節は6音モチーフが連続してつかわれ、6小節目最後は6音モチーフの後ろ4音が使われている。5小節目4拍のE7aug(♭13と同じ音が足されている)、

6小節頭のAm7にもM7が鳴っているが、ここは6音モチーフの流れと考える。

続くD7(♭5)では♭13、9、11、♭9という音遣い。

7小節3拍目で緊張感あるハイポジションのテンションコードから

8小節目1、2拍で解決し、ドミナントモーションでBメロへ。

ここまでソロパートのアナライズでした。

次回B2セクションからアナライズしていきます!

初回投稿時に小沼さんご本人のYoutubeを貼らせていただいています。

My One And Only Love Part1

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My One And Only Love Part3 ジャズギターアナライズ

今回もジャズギターマガジンvol.3 小沼ようすけさんアレンジの

マイワンアンドオンリーラブをアナライズしていきます!

A4セクションのソロ冒頭からです。

ソロギターなのでコードを折り混ぜながらの演奏で、1、2小節はシンプルにコードトーン、スケール内の音で弾かれています。

3小節2拍目はC7(♭13)をイメージした音づかいでFM7につなげています。

4小節目はハーモナイズドベースライン、4拍目はdimコード。

5小節3拍目Bmを半音ずらしからのE7(♭9,13)

6小節2拍目からクロマチックアプローチでD7へ繋げている。

7小節4拍目は#9、♭9をテンションノートを使っている。

今回の8小節中、マイナーコードはmM7をサウンドさせたりしている。

ギタリストの松原慶史さんもトニックマイナーはm6やmM7を使うとおっしゃっていたようにm7ばかりでなくそういったサウンドを考えることも良さそうです!

次回はA5セクションからアナライズしていきます!

初回投稿に小沼さんご本人のYoutubeを貼らせていただいています!

My One And Only Love Part1

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My One And Only Love Part2 ジャズギターアナライズ

今回もジャズギターマガジンVol.3に掲載の

小沼ようすけさんアレンジのマイワンアンドオンリーラブを

B1セクションからアナライズしていきます!

12フレットのハーモニクスから始まります。これもCキーならではのサウンド!

2拍目のC#m7、Em69と同じ構成音、CM7(元はF#m7(♭5)でトニック代理コード)へ半音で繋ぎます。

3小節目はハーモニクスではない12フレットのサウンドから1小節目と異弦同音のフレーズが弾かれています。

5、6小節のEm>EmM7>Em7>Em6(Am7)のクリシェはまさにCキーの開放弦がはまっています!ここでも9thがEmサウンドに足されています。

7小節3拍目のE♭M7は元のAaug7の裏コードE♭ 7を想定して、II-Vと解釈。

8小節目のA♭ M7>G7と解決します。A♭M7のフレーズはDm7と両方のコードトーンが弾かれている感じだが、G7一発でオルタード扱いという解釈だろうか。

最後のコードは♭9thが足された6弦から3・X・3・1・0のサウンド。

A3セクション

全体通してAセクションのメロディが昇るのに対し、ベースラインは下降するハーモナイズがされています。

1小節目はパッシングディミニッシュやE♭7(#11)からDm7と繋ぐ流れがテクニックとして学びたいところ。

2小節目の最後もE7のところをG#dimでAm7に繋げています。

3小節目もベースラインのクリシェを意識したサウンド重視のボイシングが選択されている印象です。4拍目はF6のところをFm6でサウンドさせています。

4小節目は3拍目からII-Vを入れていますD♭7(G7の裏コード)からC7へ繋いで

5小節頭のFM7(Dm7の代理コード)へ解決。

6小節目D7のところがC(onD)を記載されているがD7(6,9)というサウンド

4拍目はハイポジションのテンションコードで緊張感を出し、先のソロに向けての解決へつなげている。

7小節目もダイアトニックコードで上昇し、緊張を煽って

8小節目で落ち着いた雰囲気へ解決している。

トップノートもシンプルなラインだが、なかなかインプロヴァイズで出せないような優しいラインが流石だと感じる。

ちょっとアナライズというより感想みたいになってしまいがちですが、

次回ソロ冒頭からなので、アナライズぽくできることを信じて続けていきます!

初回投稿に小沼さんご本人Youtube貼らせていただいています。

My One And Only Love Part1

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My One And Only Love Part1 ジャズギターアナライズ

ジャズギターマガジン vol.3に掲載の小沼ようすけさんアレンジの

My One And Only Loveの練習を初級者ながら始めました!

Tab譜を見ながらひと回り何周か練習後して、

4小節単位くらいで繰り返し練習。

ジャズスタンダードバイブル(通称黒本)ではEフラットキーですが、

ギター独特の響きや開放弦を用いるため、Cで演奏されています。

 

自分なりにアナライズ(前述してありますが初級者のため多めに見てください!)

冒頭のC(onG)はシンプルに押さえられていて、2弦開放のメジャー7thが鳴っています。

続いてテーマ

3小節3拍目のF#m7(♭5)は代理コード。前のAmのベースがGから半音降っていくようなラインになっています。

4小節2拍目のFM7(11,#9)はEm7のベースFに動かした形で解釈、3拍目は次のDm7へのマイナーII-Vなので(♭5)がついている。全体通して5、6弦で16分〜半拍3連のクロマチックないしスケールダウンするようなフレーズが用いられている。

5小節3拍目のBm7(♭5)はG7の代理コード。6弦から7・8・7・7というフォーム。

4拍目裏のベースB♭はAmに半音で降りている。

6小節3拍目のF#m7(♭5)は後のD7の構成音でなっており、ベースがF#なのでそのように記載と解釈。

7小節目はテンションノートが多く、駆け上がるDm7(9)に11thまで加え、

2拍目のC(onE)は7th、13th(6)が足されています。

4拍目のE(onG)は3拍目のフォームの降りたのでG#がなっている。テクニックとして覚えたい。

8小節目はクロマチックで経過音を挟みつつ、インサイドのフレーズで6度複音につなげている。

A2セクション

1小節2拍目のF#m7(♭5)は代理コード、ベースラインが1小節通じてクリシェになっています。

元のコードはAm7>Dm7ですが、F#m7(♭5) >FM7>Em7>E♭7>Dm7と半音進行が綺麗です。

2小節2拍目のDm7は9thが足された4弦から10・9・6・10というフォーム。

3拍目G7の箇所は半音下りからE7th#9>♭9の定番の流れからAm7へ

3小節目はAm7のコードトーン駆け上がり6弦から5・7・9・5・5・5の後にC7(♭13)のような雰囲気に鳴らし、FM7へ、コードトーンからのメジャースケールで繋ぎ

4小節目Bm7(♭5)はEm7をII-V分割したと解釈。4拍目はA7(♭5)となっているが普通のオルタードコードと解釈。

5小節2拍目からもベースラインがクリシェになっており、

C#dim>C6>Bm7(♭5)と降りていき、Bm7(♭5)>F6>E7(#9)>B♭7(#11)の箇所は

ハーモナイズドベースラインによくあるベースの動きを用いています。とても綺麗!

7小節目はDm7フォームからの半音下げてG7(♭9、♭13)をサウンドしている。

次回はB1セクションからアナライズしていきます!

小沼ようすけさんの模範演奏です!美しすぎる!

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