現代ジャズギタリストのバッキング・コンピング特集 6選

ジャズギタリストのバッキングにフォーカスを当てて紹介したいと思います。

今やYoutube(ユーチューブ)にスタンダードなバッキング・コンピング情報はありふれているので、新しめの盤を中心に様々なスタイルのものを紹介していきます。

ジャケット写真はAppleMusicのものを掲載させていただきました。

  1. Peter Bernstein
  2. Lage Lund
  3. Gilad Hekselman
  4. Jonathan Kreisberg
  5. Romain Pilon
  6. Nelson Veras

Peter Bernstein(ピーターバーンスタイン)

もはや知らない人はいないでしょう、ニューヨークで大活躍のピーターバーンスタインが参加しているサーシャ・ドブソンのGirl Talkです。

カルテット構成なので、ピーターがバッキング(コンピング)し、ソロを弾いている贅沢な一枚!

楽曲もスタンダードが多く、バッキングやギタートリオでの演奏スタイル研究にもオススメです!

Lage Lund(ラーゲ・ルンド)

ラーゲもカートローゼンウィンケル以降のコンテンポラリーギタリストとして

もう有名なギタリストでしょう。Joy DraglandのSolitary Heart。

演奏は、うたものにミニマルなリフや空間系エフェクトを施したうわものが録音されています。

どジャズではないので、いつものえげつないボイシングのコンピングはなく、曲に寄り添ったバッキングに徹しているといった感じです。が、途中エフェクトを駆使した暴れん坊なサウンドを聴かせてくれる楽しい一枚です!

Gilad Hekselman(ギラッド・へクセルマン)

ギラッドもラーゲと同世代の有名ジャズギタリストです。
Alina RostotskayaのРадость мояです。

こちらもラーゲの演奏と質感が似ていますね。色々Digっていてたまたまです。

ギラッドはラーゲより以前からエフェクトを駆使したサウンドが特徴的と感じていて、ギラッドのSplitlifeのMy Idealで聴ける深めのリバーブとディレイをかけたサウンドはほんとにバラードに溶け込んでいて美しいサウンドでした!

Jonathan Kreisberg(ジョナサン・クライスバーグ)

こらも同じ世代のジョナサン・クライスバーグが参加している

Eric Siereveld’s Organic QuintetのWalk the Walkです。

トランペット奏者Eric Siereveldのデビュー作。

クインテット編成で、オルガン奏者のSteve Snyder がベースも兼ねています。

有名スタンダード曲は少ないですが、ストレートアヘッドな曲が多く

オーソドックスなスタイルのコンピングが聴けます。

4曲目Bewitchedではトランペットとのデュオ演奏が聴けます。

Romain Pilon(ロメイン・ピロン)

カートローゼンウィンケル以降ラーゲルンドらの後に出てきた印象のロメインピロン。とにかく音が綺麗で、かつ歪ませたサウンドもかっこいいギタリストです。

自身のアルバムFalling Graceです。

コンピングというテーマからは少しずれてしまっているかと思いましたが、

トリオ編成のため、余すことなくロメインのギターを堪能できる一枚です。

他の盤でもトリオ編成が多い印象なので、これを機にDigってみるのはいかがでしょう。本題のコンピングですが、ベースソロの合間に聴けたり、トリオ編成なので、テーマ中に鳴らすコードやタイミングの学習にも良いのではないでしょうか。

Nelson Veras(ネルソン・ヴェラス)

ガットギターを指弾きでテクニカルに演奏するネルソンヴァラスが参加する

Pable HeldのAscentです。

1曲目からゴリゴリのコンテンポラリージャズです。

ピアノとギターでテーマを演奏している曲が多いです。

ネルソンヴェラスらしくガットギターのサウンドが特徴的なので、これまで紹介した盤とはサウンドもスタイルも違い楽しめます。

以上、バッキング・コンピング特集でした。

紹介したいギタリストがたくさんいますので、また投稿したいと思います。

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4声ボイシングで弾く 枯葉コード Autumn Leaves Chord ジャズギター

枯葉(Autumn Leaves)を題材にコードヴォイスリーディングを考えました。

まずは4声のコードをさらいます。

このコードを利用し、少し実用的な形へ変化させます。

この時トップノートの動きが跳躍しすぎないように意識したパターンです。

実際に演奏するときはBPMも気にせずジャズっぽい符割で演奏ください!

また、テンションを入れてメロディーが加工していくライン

昨日投稿したコンピングを考える際にトップノートのメロディが聴こえてくると

様々なバリュエーションが生まれるかと思います!

是非参考までに!

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ジャズギターコンピング バッキングの考え方 20220809

よく耳にする言葉で一曲の中でギター演奏はソロではなく伴奏している時間が大半を占めている。ということでコンピング(バッキング)を最近意識してリスニングやコピーするようにしています。

どこから始めるのが正解か分からず

伴奏の上手いと言われているギタリストの音源を流しながら弾くタイミングやコードが何声なのか(これは編成によって大分違うと思う)とか聴きながら気になったところで止めてコピーするとか。

今日は教本を開いてコピーしながら、何か得るものがあるかと考えました。

今日たどり着いたところはコンピングもソロも同じで音の流れが思い浮かんでいないと弾けないということ。

なのでトップノートのヴォイスリーディングだけにフォーカスしてどういう流れにしたいかをイメージする練習をしました。

どうしても知っているコードしか弾けないのでその中で綺麗にトップノートを動かすのは困難です。なのでトップノート単音で始めて、その流れが良いなと感じたら後からコードにしていく。

同じコード進行であればキーを変えて応用できるし、難しいコード進行でのコンピングはこれができるまでは一旦無視して良いかなと考えました。

今日使った教則本は以前にも紹介したこちらです。

コンピングのエチュードも1コーラス分載っています。

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